家具選びの秘訣

 家具の強度の見極め方
せっかく購入した家具が、予想外に早く潰れてしまった事はありませんか??強度を調べて購入されていますか??? 整理たんすを例にして強度について考えて見ましょう。

  1. 引き出しを抜いて見ましょう。(左の方)下の引き出しが直接見える。
    (右の方)引き出し毎に地板が入っていて下の引き出しは見えない。
     
    左右の側板には引き出しの自重と衣類の重さがかかり開こうとする力が加わります。左の方は天板、地板二箇所で 構造を維持していますが、右は天板、地板に加えて引き出しの地板も構造維持に加わっています。当然どちらが 長持ちするかは明らかです。
  2. 引き出しを上から見て見ましょう。

    (左の方)先板(前面の板)が引き出しの構造の一部になっている。
    (右の方)先板が既に組まれた引き出しの前面につけられている。
     
    当然引き出しを開ける時は、必ず引っ張ります。どうしても先板にはかなりの負担が毎回掛かることになります。 左の方は側板と先板に何箇所かずつダボ穴をあけ接着剤で接合されています。右の方は完全に組まれた枠に 先板が内部から何箇所かでネジ止めされています。当然引っ張りすぎて先板が取れた場合左は引き出し自体壊れてしまいますが、右は引き出し自体潰れる事はありません。当然右の方が丈夫です。
  3. 引き出しを下から見て見ましょう。(左の方)底板が枠の下に貼り付けられている。
    (右の方)底板が周りの枠に溝が彫ってありそこにはまっている。
     
    衣類は一枚一枚は軽いのですが、まとまると結構な重さになります。その重さが底板に係ります。 底に張ってあるだけの左の方と溝の中にはまっている右の方当然右の方が丈夫です。
  4. 引き出しを横から見て見ましょう。(左の方)旧来の木だけの物。
    (右の方)最近のな金具が付いた引き出し。
     
    最近このような金具が付いた引き出しをよく目にします。旧来の木だけの物に比べる開けやすいと 言われていますが、金属部品なので、手入れして頂かないと壊れてしまいます。
    左の方はすべり易い様に大きな滑車状の物が付いています。これには金属の心棒が付いています。これにこまめに油を差して頂かないと破損する恐れがあります。右の物にはボールベアリングが使われています。これも、こまめに油を差さないとベアリングがさび、動かない様になります。長く使うのであれば旧来の何も付いていない物を選ぶ事をお勧めいたします。
【結論】
家具店に行ったら先ず引き出しを、抜いて見ましょう。先ず下の引き出しが見えるかどうか確認して下さい。次に上から見て 枠の前に先板が付いている物かどうか確認しましょう。そして裏返して底板が枠の中に入っているかどうか確認しましょう。 簡単に抜けないものは特殊な金具が付いています。
ここまで出来ると家具店店員も驚くかなりの家具通です。ここで注意。引き出しは落下させたり他の商品に当てないよう注意してくださいね。家具店よりのお願い。整理たんすについて説明いたしましたが、他の家具についても同じだと思われます。出来るだけ側面と側面、天板と台輪の間に渡されている板の数が多いほど丈夫です。引き出しは上記の通りです。

 

 部屋の中に入るかどうか
家具を折角選んでも希望の部屋に設置出来なければどうしようもありません。入り難いところを列記しますので、各当される方は 販売員に相談して下さい。

一階、マンション等
・玄関から居間に続く廊下が曲がっている、狭い、少し低い。
・商品を入れる部屋の廊下から入る戸口の高さが商品の高さより低い。
・商品を入れる部屋の間口が商品より狭い
二階、三階
・階段が曲がっている
・階段に手すりが着いている。
・上部が抜けていない。
・階段の入り口が廊下に直交している。
・商品を入れる部屋の廊下から入る戸口の高さが商品の高さより低い。
・商品を入れる部屋の間口が商品より狭い

特にソファー(3P.2P、コーナー)、奥行きの広い食器棚(60cm)、幅の広い家具(120cm)以上。SD以上のサイズのベッド お買い上げのお客様置く所のサイズだけではなく、家具が玄関から通ってくる所の寸法も考慮下さい。

どうしても入らない場合外からロープで引っ張り揚げるのですが、如何しても重心の関係で家に接触しながら上がって行きます。 これが、如何してもいやな時ははしごの利用、重機による吊り上げ又は、入る商品への変更が必要になります。 尚、最近外す事の出来ない窓枠があります。この場合窓の開口部より大きい物は物理的に入りません。 又、引っ張り揚げる所の下にカーポート、生垣、植え込み、雨どい等ある時ははしごが必ず必要になります。又、状況によりましては、通常二名で作業を行うのですが、安全を期すために三四名必要な時も御座います。

以上折角持って行かしていただいても又はしごを持参して、少し大人数で再訪問しなければいけない事も結構御座います。 不安がある場合事前に見に行ける事もありますので、販売員に気軽に相談して下さい。

 

 個々の家具について
【食器棚】タイプとしては、大体次のの4タイプに分類されると思われます。

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  1. 従来よりあるタイプ・・・ 観音開きの戸板を持ち中間部分に5cmぐらいのあご(少し平らな部分)を有する。
  2. あごが無いもの・・・ あまり意味がないあごを取り払ったもの。
  3. 中間に開口部がある・・・ 最近流行の中間に開口部があり、レンジなどを収納する。
  4. スライド式戸板・・・ 地震対策に戸板をスライド式にした物。
  • スライド式の戸板は地震の時観音開きの従来の物より開き難く食器類の落下が少ないと言われています。 しかし、デザイン的にどうしても立体感(高級感)が欠如します。
  • 従来より有る中間部分の出っ張りはあまり必要性が無く。最近無い物が、多くあります。
  • 中間に開口部があり、レンジ台と融合した物が最近の流行です。しかし食器の収納力は少し落ちます。

【下駄箱】

タイプとしては、大体次のの4タイプに分類されると思われます。

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  1. 横長タイプ?・・・ 片方の脚を長くして他方を上がりかまちに掛ける事により、一回り大きな物が置けます。
  2. 中間タイプ?・・・ 下駄箱上部に背が低い棚が付いている。
  3. 縦長タイプ?・・・ 収納力抜群。縦長タイプ。少し威圧感がありますが。
  4. 薄型?・・・ 狭い玄関に便利。普段使用する分だけ玄関に。

【本箱】

タイプとしては、大体次のの4タイプに分類されると思われます。

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  1. 下に引き出し?・・・ 旧来からあるタイプ。
  2. オープン?・・・ 戸板が無いタイプ。
  3. スライド式?・・・ 前後で収納出来るタイプ。収納力バツグンです。
  4. 横長タイプ?・・・ 背が低いタイプ。威圧感がありません。

【服たんす】

タイプとしては、大体次のの4タイプに分類されると思われます。

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  1. 引き出しがあるタイプ?・・・ 従来からあるタイプ。定番です。
  2. 開き戸タイプ?・・・ 収納力バツグン。背が高く二段吊り出来ます。
  3. スライド式戸板?・・・ 中は 2.と同じですがベッドの横など手前に開けにくい処で力を発揮。
  4. マルチタイプ?・・・ 服たんすと整理たんすが融合しました。

【ソファー】

タイプとしては、大体次のの4タイプに分類されると思われます。

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  1. どっしりタイプ?・・・ 従来からあるタイプ。定番です。
  2. リクライニングタイプ?・・・ 後ろのに傾きます。昼寝に最適。
  3. 和のテイスト?・・・ 落ち着く和のテイストです。
  4. 低いタイプ?・・・ 木部がないので、小さなお子様が怪我する心配ありません。